過去検証の進め方
まずは闇雲に進めてもダメなので、どういった場面を検証するか定義していきます。
「仮説」を立てて、「検証」をとりあえず100回は繰り返す。
そして勝率を算出して、有効であればリアルトレードに採用していく。
というステップを踏んでいきます。
仮説
狙う波:上昇トレンド
時間足:1時間足
執行足:5分足
チャートパターン:
①1時間足で高値更新が確定
②高値更新をする起点となったところまで、戻りが形成するのを待つ
③戻り形成後、止まったのを確認(5分足でのヒゲ、ハラミ足確定)でエントリー
利食いポイント:直近高値到達で利食い。
損切りポイント:エントリー判定した足を下回ったら損切り。
荒削りだと思いますが、早速やっていきます。
まずは、完璧な戦略というよりは、ある程度の方向性を定めてバットを振っていきます。
FX検証アプリを立ち上げます。
右上にある表示する時間足の選択メニューから、Chart1に5分足、Chart2に1時間足を選択。

そしてまずは、過去検証ツールを最大限活用した方法。
実際に理想のチャートが形成されている場所で検証します。
今回で、いうと1時間足で上昇トレンドが発生した場所で検証を開始します。
イメージですが、勉強の時に、知識0でいきなり過去問題集を解くというよりは、
答えを知って、なぜそうなるかを解説を読む代わりに過去検証しながら自分で理由を見つけ出すイメージです。
検証したい場所を決めたら、該当の日付をダブルタップすることで、ジャンプできます。

ジャンプしたら、実際に再生ボタンか、早送りのボタンで進めていき、
ブレイクした後の戻りの押し目候補に、ラインを引いておきます。
その後、5分足で観察し、目標のラインに到達したら、前提条件の達成なので
エントリーの条件を満たす形を待ちます。(今回で言うと5分足でのヒゲかハラミ足)

5分足での下降ラインを引いてそこの転換でエントリーしようと考えました。
(後で振り返ると、エントリー判断条件ぶれている気もしますが、、初なので今後改善。。)

しばらくすると、トリプルトップ形成のような形に見えたらので、
5分足で転換すると思い1回目のエントリー。

その後、見事なカウンターパンチを喰らい損切り
(後付け、解説ですが、上位足の方が強いので、簡単に転換しない。日本時間の0時からのブレイクはあまりない。起点となるのは、日・欧州・米の各市場がオープンする9−10時、16時ー17時、21時ー23時付近が多い。こちらは過去の経験則。)

はじめに引いた押し目候補の線が誤っていたことになります。
取り合えず仕切り直して次のエントリーチャンスを待ちます。
すると5分足ベースで見ると、大きめの陰線の後に、陽線で抜き返している場面が出現しました。
これは5分足ベースで下降トレンドの終わりを示唆していると判断。
2回目のエントリー(その後、5分足ベースでは高値づかみして損失を持っています。)
一度戻され、先ほど大きく陽線で抜き返した起点まで戻ってきます。

ここで3回目のエントリー(2回目のポジョンはホールドしたまま)
赤丸がエントリー場所になります。
その後しばらく揉み合いをするも、5時台に形成した下値を超えることはありません。
この時、緑四角で囲っていますが、どんどん価格更新が弱くなってきている。
下ヒゲの出現が多く見られます。

その後、進めていくと見事、利確まで達成。
(一番最初に上昇トレンドが出ているところを選んだので、勝つのは当たり前ですが、、
分かっていても難しかったですね。)

エントリー自体は決済しましたが、その後の値動きを追うとさらに上昇。
1時間足の直近高値まで到達、そのまま高値更新をしていきました。
(リアルの場面だと、もっと取れたー!!と悔しい思いをしてそうな場面ですね)

今回の勝率は、2勝1敗になりました。

後からの振り返りでわかったのは、上昇トレンドに切り替わるタイミングは、
1時間足ベースでの押し目下降トレンドを突破してからでした。(黄色斜め線)

学び。
・1時間での上昇トレンドを見つけたら、押し目も1時間足でわかる場所で発生する。
・5分足でのトレンド転換タイミングは信頼性はない。上位足に支配されている。
これで100本ノックの1本目が終わりました。
1本丁寧にやるだけでも凄い学びを得たことを実感できます。
頭で考えるだけはいつまでもスタート時点にすら立つことができなく、
実際にバットを振って(過去検証をしてみて)得られるものがありますね。
読んでいる方には伝わりづらいかもしれませんが、実感として、
行動の0→1でこんなにも学びの多さが変わるんだと驚いています。
残り99本、先は長いですがまずは少しづつでも続けていきます。
君子終日乾乾
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